運筆力を伸ばす方法!子供を勉強嫌いにさせないために練習を始めよう
運筆ってやったほうがいいの?
運筆(うんぴつ)は、鉛筆や筆の動かし方のこと。
大人は当たり前のように鉛筆をもって文字を書いていますが、子供にとっては鉛筆でいきなり文字を書く事はかなり至難のワザ。
小学校入学前にあまり鉛筆をもつ経験をしてこないと、勉強に対して苦手意識を持ちやすくなる確率が高いと言われています。
学校ではいきなり鉛筆で文字を書くところから始まってしまう。
鉛筆に慣れること、鉛筆を正しくもつことは幼児期に身につけたい力のひとつ。
1歳代からやれることはたくさんあります
子供の運筆力を伸ばす方法についてまとめました!
運筆とは「文字を書くときの筆の動かし方」
運筆とは「文字を書く時の筆の動かし方」という意味。
子供の運筆に関しては、主に「鉛筆」の使い方のことを指します。
鉛筆の持ち方は一度くせがつくとなかなか直せないので、最初が肝心です。
スプーンや箸も一度くせがつくと直しにくいですよね
鉛筆を持つことに慣れてないとどうなるのか?
- スラスラ書けないから、勉強が苦になる
- 疲れて集中力がすぐ切れる
このように、勉強面として壊滅的な結果に・・・。
勉強は小学校から始めればいいや、幼児期はたくさん遊ぶことが重要だ!と思うママもたくさんいるかもしれません。
けれど「運筆=勉強」ではなく、楽しい遊びとして鉛筆を取り入れる方法はたくさんあります。
小さい頃から鉛筆に親しんでいけるよう、ママが環境を準備してあげることが大切ですね。
運筆の練習はいつから始めるべきか
運筆の練習は、1歳代から始めることができます。
ただ練習といっても、書くことに最初から苦手意識をもたせては良くないので、ひらすら楽しい遊びにする必要があります。
1歳頃はたのしく殴り書きをすることから。
クレヨンや色鉛筆、鉛筆など子供専用の物がありますので用意してあげましょう。
その時、最初から持ち方を厳しく注意したりする必要はありません。
書くことは楽しいんだってことだけが伝わればOK!
自立する大き目のホワイトボードや、壁に取り付けられるホワイトボードなどで、自由に描くのもとても喜びますよ。
ホワイトボードだと何回も消して、何回も使えるのがとてもいいです。
その際、低年齢だと洋服にもマーカーでお絵かきをはじめる可能性があるので、汚れてもいい恰好で遊ばせてあげてくださいね。
運筆力を伸ばすために気をつけること
運筆力を伸ばすためには、長い時間がかかります。
あせらずゆっくり進めていきましょう。
運筆の練習で気をつけたい事は3つ!
- 3本の指を意識する
- クレヨンから始める
- いきなり文字を書かせない
3本の指を意識する
鉛筆や箸をもつには、親指、人差し指、中指の3本をきちんと使う力が身についていないとできません。
3本の指をしっかり使うためにも、食事の時にスプーンをグーで持つのは少しずつ直していきたいですね。
運筆の練習とともに
- スプーンでものをあけうつす
- 小さいトングでものをつかむ
などの遊びを、日常に取り入れるといいと言われています。
モンテッソーリ教育でもよく行われる遊びです
クレヨンから始める
3本の指の意識ができてきたら、クレヨンの持ち方も少しずつ正しい持ち方になるように、そっと直していきましょう。
クレヨンは、鉛筆より太いので子供の手にもフィットしやすく、初めてに最適です。
また長さがあっても子供は持ちにくいので、クレヨンは短いので扱いやすいですね。
クレヨンはいろいろな種類がありますが、
- もし口に入っても安全なもの
- 水で簡単に汚れが落とせるもの
などがおすすめです。
クレヨンのおすすめ!はじめてのお絵かきにぴったりなものを揃えよう
いきなり文字を書かせない
まだクレヨンや鉛筆がしっかり持てていないのに、ひらがななどを書かせるのはNG!
なぜなら指の力がついていないのに、文字を書くのは難しいからです。
いきなり書かせたら、嫌になっちゃうことが多い・・
文字を書くことは焦らず、読めていれば十分。
文字の敏感期(文字に興味が出てくる頃)は3歳半前後と言われています。
その時に、読みを一気に覚えるので、文字が目につく環境が整えるのがおすすめです。
文字を書くことより、線をひくことや塗り絵などで運筆の力ををつける方を優先しましょう。
知育にいい塗り絵はじめてにおすすめを厳選【1歳2歳~年齢別】
運筆力を伸ばすおすすめドリル
運筆の練習には、専用のドリルがあると便利!
なぐりがきが自由にできるようになってきたら、ドリルを導入してみましょう。
毎日少しずつ進めることができるし、どれくらいまでできるようになったかが明確になります。
何十冊と買った経験から、おすすめをまとめています
まず一番初めに絶対おすすめなのが「はじめてのおけいこ」。
「はじめてのおけいこ」という名の通り、初めて鉛筆を持つ子供に最適なドリルです。
くもんか学研どちらがおすすめ?幼児向け「はじめてのおけいこ」比較
「はじめてのおけいこ」は淡々と運筆力を伸ばすドリルですが、遊び要素もあるドリルを導入すると、子供も楽しく夢中になって鉛筆を持ってくれます。
遊び要素もあって運筆力を伸ばせるのは「迷路」。
最近は迷路のドリルも難易度別に色々な種類がでてますので、少しずつレベルアップするのも達成感があっていいですね。
迷路のドリルで幼児期に運筆力をつける!2歳からできる簡単ワーク
年齢別におすすめのドリルをまとめています。
2歳におすすめのドリルはひらがなより運筆が大事!ジャンルごとに厳選
3歳向けドリルおすすめ!子供の好きなものを選んで敏感期を逃さない
運筆の練習を楽しくしつづけよう
運筆の練習は気長に、毎日コツコツ続けていくことが大切!
ドリルを使うと、とても楽しく進めることができますが、毎日のことなので消費量はものすごいです。
ご自宅にプリンターがあれば、無料でダウンロードできるプリントサイトもかなり種類が豊富なので、とても便利ですよ↓
幼児向けプリント無料でダウンロードできる一覧【工作やぬりえも】
またプリンターがない場合は、幼児向け通信教育のお試しプリントもとても便利です。
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